豊かな思想が生まれるのは比較的余裕がある地域、そして比較的平和な時世。そういう傾向があると思う。

発展途上国ではさまざまな思想を表現する手段が乏しい。

また紛争中の国は自然と一つの方向に向かわされる。日本も戦時中は思想が統制されていたし。

 

そうふと思ったきっかけは内田樹姜尚中の対談本。

歴史の中で現代がどのように位置づけられているか論じていた。

これだけさまざまな考えを表現する本が流布している現代日本は非常に平和で安定している社会なのだと感じた。今のところは。

 

特に出版物は豊かな思想を取り入れるのに必須である。本がなくならない未来であってほしい。